無料版「あのね、完全犯罪する方法っていっぱいあるんですよ」
前田 あのね、完全犯罪する方法っていっぱいあるんですよ、殺人に関して。
──今回はいきなり物騒な話からスタートしますね。
前田 日本ってね、実は、殺人事件がいっぱいあるんですよ。
──こんな安全な国なのにですか?
前田 いや、調べると本当に安全なの?って思うよ。なんでかって言ったら、日本は殺人か、殺人じゃないかって警察が決めちゃうんですよ。
──警察が決めるもんじゃないんですか?
前田 アメリカは違うよ。警察とは別に検死解剖専門の組織があって、そこで検死解剖をキレイにやって死因を特定する。警察は死体を発見して証拠を精査して検死解剖専門の組織に渡すだけ。ところが、日本は検死解剖医の数が足りないから、警察が現場で判断しちゃうんだよね。そうなるとビルの屋上から墜落事故がありました。屋上を見ると靴が揃えて置いてありましたってなったらもう自殺だからね。
──ビルから突き落としても靴さえ揃えて置いておけば。
前田 自殺を偽装できるでしょ? ってことはさ、完全犯罪なんて簡単だよ、屋上連れてって靴脱がして落とせばいいだけ。あとは屋上に靴を揃えておけば自殺になっちゃうんだよ。
──日本の警察って凄い優秀だって言われてきたし、実際そう思ってきたんですけど。
前田 俺も優秀だと思ってきたけど、安倍さんの事件から「違うかもしれない」って思うようになったよね。だってさ、一番最初の救急医が「心臓に穴が空いています」って言っているのに、警察医は「穴が空いてません」って。ありえないでしょ!
──ホントに凄い話ですよね。
前田 日本って元総理大臣の殺人すら揉み消そうと思ったら可能な国なの?って思うよね。でも、考えてみると、これまでだっておかしい事件っていっぱいあったよね。ある事件で犯人が捕まると余罪がバーっと出てくるとかさ。じゃあ、その余罪っていままで放ったらかしだったんだってことになるわけでしょ? 俺の知ってる事件で言えば、家で口から血を吐いて死んでる人がいて、手を見たらリストカットの跡が2、3箇所あって外傷はどこにもない。だから、すぐに「あ、これは自殺だ」ってなったんだけど、そのあと検死解剖をしてみたら左肺がパンクしてるんだよ。で、よく身体を調べてみたら胸にアイスピックで突かれた跡があったんだよ。
──刺されていたのを見逃したってことですか!?
前田 細いアイスピックで刺すとほとんど血も出ないし、そもそも口から血を吐いて胸とかにもかかってるからわからなかったんだよ。
──杜撰ですね。
前田 杜撰だよ。遺書だってさ、いまはパソコンで打ったらそれが遺書になっちゃうからね。
──筆跡も関係ないし、犯人が作ることだって。
前田 簡単だよ。あのさ、日本に法医学者って何人いるか知ってる? 150人だよ。アメリカは数千人いるからね。
──日本って実は殺人天国なんですか?
前田 天国でしょ。だって毒物だって簡単に手に入るよ。例えば、公園とかに植樹されている夾竹桃(キョウチクトウ)ってあるでしょ? あれね、青酸カリの50倍の猛毒があるからね。
──えっ!
前田 それが近所の公園に普通に生えてる。湯で煮込んだら簡単に抽出できるよ。死体処理だって簡単。水酸化ナトリウムってあるでしょ。これを大量に買ってきて風呂桶に水を貯めてボンと入れれば苛性ソーダになるからね。これはタンパク質を溶かすから、肉は全部これで処理できる。残った骨は高温のバーナーで焼いて砕いてゴミに出せば終わりだよ。
──死体の処理も簡単なんですね。
前田 その前に内臓とかそういうのはできるだけ切って刻んで水洗トイレに流す。
──あのぉ、すいません。なんでそんなに詳しいんですか(苦笑)。
前田 いや、俺、リングスやめた時に真剣に「こいつ殺したいな、絶対に殺す」って思ったのが3人いてさ。どうやったら完全犯罪できるか調べたことがあったんだよ(苦笑)。完全犯罪だから死体の処理も調べてさ、水酸化ナトリウムなんて素人でも買えるんだよ。何で素人が買えるかっていったら石鹸の材料だから。石鹸って油と水酸化ナトリウムがあればできるんだよ。(隣にいる謙吾さんに向かって)だから、謙吾も奥さんが水酸化ナトリウムを買ってたら気をつけないと(笑)。
謙吾 いやぁ、自分は(苦笑)。
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